長期の入院を余儀なくされる時や、長引く病気が債務整理をするキッカケになることが多々あります。
むしろ通常であれば返済できた借金も体調不良に伴う収入の減少や勤務先の解雇などにより、返済の見込みがつかなくなり任意整理や自己破産を申請する人が多いと思います。
私が体調不良で入院した時も、やはり債務整理が頭をよぎりました。
今の私はパソコンで生活をしているので、入院となると全ての仕事がクローズしてしまいます。
もちろんそんな事情もお構いなく「返済日」というものは当たり前のようにやってきます。
今回の入院では、僅かながらの返済分の貯蓄がありましたので、その心配はなく済みましたが、どうしてこうもう一息というところで谷底に落ちるのだろうと精神的に参りました。
借金返済と入院・後遺症
パソコンで仕事をしている私ですが、病院にパソコンを持ち込めるわけもなく、むしろ谷底に落とされた気持ちで気力も失くしスマホでGメールにログインする気力も失くしました。
心配してお見舞いに駆けつけてくれた親戚が、更に心配そうに「仕事、大丈夫か」と何か手伝うことがあれば言ってくださいと言っていましたが、私は仕事やお金の心配ではなく、「私だけ幸せになることは許されないのか」という塞ぎこんだ気持ちばかり先行しました。
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このまま借金返済を抱えて生きようと思った私
借金返済に苦しむ生活を長く過ごしていると心が折れてしまい、メンタルの病気に陥るこ ...
こんなんでは仕事どころではない、会社なんてどうでもいいと、日増しに借金返済が始まった当時の心の傷を思い出し始めて、気がつけば何で入院しているのか分からなくなるほど体調不良が更に悪化しました。
入院のプレッシャーの中で。
やはり入院と決まった時に一番最初に頭に浮かんだのが借金返済のことでした。
引き落とし口座の残高ちゃんと足りてるなって頭の中で確認しました。
月末の借金返済は問題ないとしても、いちばん心配しなくてはならないのが仕事のことです。
ところが上記の「私だけ幸せになることは許されないのか」というセンチメンタルな気持ちが高まってしかたなく、本来一番大事な仕事さえもプレッシャーになってしまいました。
病院のベッドで寝ているだけで、借金返済の金策がつかなくて焦っていた時と同じような寝汗をかくし、目を覚ませば大きなため息をする繰り返しでした。
入院5日目で病んでるのは私の心だけで、他は異常なしということに2日後に退院と告げられました。
ところが私としては2日後に退院なんてとんでもない、帰れば山ほど溜まっている仕事、中にはクレームだってあるだろうし、一体どこに帰れと言っているのかと思ったのです。
自暴自棄という後遺症。
その晩、私は入院で遅延した仕事への恐怖というプレッシャーに絡むように、順調にいかない人生に酷く落ち込みました。
一層のこと、あの時に戻ったほうがマシだと思いました。
山ほどお世話になった親戚や知人には申し訳ないと思いつつも、あの人たち借金相談した時のようにまた分かってくれるはずだという甘えがあったと思います。
深夜に病室を抜け出しエレベーターのドアの内部に左指を全部挿しこんだまま、力一杯に手のひらを返して指を折った。
痛みを堪えながら病室に戻ってナースコールを押した。
「すみません、いまエレベーターで挟まってしまって」と言って、左手を差し出すと看護師が驚いていた。
借金返済には後遺症があります
多重債務者なら一度ぐらいは経験するであろう、金策がつかない時の焦る気持ちの変な汗。
これも後遺症の一種なのかもしれません。
私のように、借金を作った原因にいつまでも追われているような人もいるかもしれません。
それでも少しでも明日を良くしようとしてみんな頑張っている。
でももう私は今回の入院で頑張るという事の先に、自分の夢や可能性がないことが分かりました。
今回の借金返済と入院・後遺症を思いながら、完全に絶望したわけでもないけど、だから仕事に欠かせない指4本を折ったんだと思う。
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